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大分戦、劇的ロスタイム逆転弾!

J2第24節、ロアッソ熊本はホームで大分トリニータと対戦、先制されながらも追いつき、ロスタイムの逆転弾で劇的勝利を飾りました。実に七試合ぶりの勝利です。大分とはこれまで引き分け3試合でしたが、ついに決着が付く試合となりました。

今日は暑い中、大分トリニータサポーターも多数来場。スタグルメ広場も多くの大分サポーターで長い列ができました。アウェイゴール裏も一般開場と同時にすぐに埋まりはじめます。ロアッソの試合でここまでKKWINGアウェイゴール裏が埋まったのは初めてです。すごい声量でした。

3連敗中の熊本、今日の先発は前節から出場停止となった根占が抜け、同じく中盤の片山・武富がサブに。トップ下にはファビオ、中盤右に吉井、左に西森が入りました。FWも宇留野が抜け、大迫がFWで先発です。

前半、熊本も動きはよいように見えたのですが、なかなかチャンスは作り出せず。大分も鋭いカウンターを見せるものの決定機は少なく、そのまま終了。

後半、大分がコーナーキックを連続で獲得。これに熊本は耐えきれず7分に失点してしまいます。また、敗戦か・・という流れでしたが、後半13分にファビオに代えソン・イニョン、そして26分には原田拓に代え片山を投入すると、大分にも疲れが見え始め次第に熊本ペースに。

そして後半34分、残り時間も少なくなってきたところで、長沢が相手DFに寄せられながらもうまくシュートを打ち同点! 今日の長沢は大事なところで転倒するなど今ひとつなところも多かったのですが、起死回生の同点弾でした。これで熊本は息を吹き返しスタンドもヒートアップ。それまで押されていた声援も熊本優勢に逆転。勢いが出てきます。

さらに熊本は37分に吉井に代え武富を投入。同点ではなく勝ちに行くとのメッセージです。しかし、時間はロスタイムに突入。またも引き分けかと思われた45+3分でした。武富にロングボールが渡り絶好のチャンス!しかし決めきれず・・の場面から混戦に入り、最後は市村が後ろからねじ込みます! まさかの逆転ゴールです!

KKWINGは久しぶりの大歓声に包まれました。そして、試合終了。大分の選手は崩れ落ちていました。ロアッソ熊本7試合ぶりの勝利、実に6/29のアウェイ・京都戦以来。ホームでは6/25の愛媛戦以来の勝利となりました。

後半途中まで形を作れず、内容的には反省点が多いのも事実。しかし、何よりも三連敗を阻止し、見事な逆転勝利は何よりも嬉しいものです。目立ったのはDF菅沼。移籍後2試合目の今日はキャプテンマークを巻いて指示を出し周りを鼓舞、また、相手が抜け出し一人で対応しなくてはならない場面で見事な守備を見せたり、南が前に出て最大のピンチを迎えたときにゴールでクリアするなど、素晴らしい働きでした。得点場面でも観客を煽り、盛り上げにも一役買う姿は新たなKKWINGの28番として非常に見応えのある選手だと感じました。

次の試合もホーム、8/21(日)徳島戦です。相手は昇格圏に位置する強豪。厳しい戦いが予想されますが、今日からさらにコンディションを整え、試合を見つめ直すことでさらにレベルアップできるのではないかと思います。楽しみです。