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第五期決算報告

http://roasso-k.com/download/kessankoukoku_no5.pdf
ちょっと前にAC熊本の第5期決算報告が公式サイトで発表されています。

それによると昨年度は単年度での黒字(500万)を達成。収入・費用とも5億3千万台というバランスの取れた収支でした。費用面で見ると、運営規模は2007年は約4億2千万ですからJに上がって1億1千万増えたということになります。今年度は6億の運営規模を目指しているそうです。

また、資本金も1億1千万から1億5千万に増資。これにより負債額も1億5千万と少なくなりました。

収入を見ると入場料収入が7千2百万と2007年の4千百万からかなり増えています。2008年の観客動員数は11万860人ですので、単純計算で一人当たり単価は600円。これは2007年とほぼ同じ。昨年は動員でかなり招待券を配った試合もあったような印象ですが、同程度の水準を維持できたのはよかったです。

費用では気になる人件費が約2億。これは2007年JFL時代より5000万増えています。2007年の各J2チームと比較すると2億はかなり低いほうですが、最低ではありません(水戸、草津、愛媛より多い)。2008年の各チームデータは9月ぐらいに出ると思いますが、そのとき同じ年のデータでまた比較してみたいと思います。

総じて2008年の経営はある程度うまくいったと言えるでしょう。鳥栖や徳島などは同じく黒字だったようですが、同期・岐阜は8600万の赤字、福岡も6100万の赤字です。そう考えるとよかったと言えます。

課題はやはり入場料収入の割合を上げていくことでしょう。総収入にしめる入場料収入の割合は13.4%。これは愛媛・水戸と同水準で最低レベルです(データは2007年)。例えば仙台は42%でこれは最高レベルの数字ですが、鳥栖(23.7)福岡(18.7)ぐらいには上げていきたいところです。