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今季最終戦、2−2のドロー

J2最終節、ロアッソ熊本はアウェイでサガン鳥栖と対戦、2−2で引き分けましたが、J1昇格が決まる鳥栖相手に気迫のこもったいい試合を見せてくれたと思います。この結果、今季の熊本は11位で今シーズンを終えました。

今日のベアスタ、10時頃に到着したのですが、いつも停めているスタジアム近くの駐車場が既に満車近い状態に。いつもは早い時間帯は熊本サポーターが多いのに、今まで無い鳥栖サポーターの速い出足にこれまでとは全く違う雰囲気を感じました。かつて2万人を越える動員試合を熊本と行いましたが、それを越える22,532人の最高記録となったベアスタ。昇格決定の瞬間を見ようととにかくすごい人の数でした。

もちろん、熊本サポーターも負けていません。アウェイゴール裏をしっかりと埋め、さらにはメインの方にも熊本サポーターが入っていました。

今日の試合、熊本はこれまでとは違い、3−4−3の新しい形に。3バックは、筑城、菅沼、矢野。ダブルボランチエジミウソン原田拓、左サイド片山、右サイド市村、FWは長沢を中心に大迫、武富でした。

熊本の選手達、今日は気合いが入っていました。J1昇格が確定的な鳥栖に対し、積極的なプレイを見せ、前半は攻勢に。前半19分、左サイドの崩しから最後は大迫がゴールに突き刺し熊本が先制!熊本サポも喜びが爆発しましたが、大迫ら選手もすごい盛り上がりでこの試合に賭ける気迫を感じました。鳥栖は前半は動きが今ひとつ。熊本がペースを握り前半終了です。

ハーフタイム、熊本ゴール裏ではロアッソくんウィントスにJ2卒業証書を渡していました。

後半、さすがに鳥栖はペースを上げてきます。後半11分、左サイドからクロスを入れられヘディングを決められ同点に。鳥栖の2万人の大観衆は一気に盛り上がります。ここからはまさにライブの醍醐味。両チームサポーターの大歓声が行ったり来たりで、滅多に感じられない雰囲気となりました。鳥栖が2人でパスをつなぎながら攻め込んだ場面では歓声がゴール裏に次第に襲いかかるような感覚を味わいましたが、その後の反撃では熊本が一気に歓声を上げる。素晴らしい雰囲気でした。

そして後半25分にはCKから矢野が押し込み熊本が勝ち越し!ついにバトルオブ九州アウェイでの初勝利かと思いきや31分には逆にCKから決められ同点に。両チームとも気迫を出し合い、素晴らしい試合となりましたが、ついに試合終了。そして鳥栖はJ1へ昇格を決めました。

試合終了後、鳥栖のセレモニーが始まろうとする前に熊本サポーターは「サガン鳥栖」コールを開始。と、同時に今日の試合前に作っていた段幕を掲げました。そこには「サガン鳥栖を愛する全ての人へ。堅忍不抜の努力に敬意を表します。追いつき追い越すまでJ1にいてね」の文字が。
http://www.jsgoal.jp/photo/00086900/00086932.html

私はゴール裏にいたので写真は無いのですが、貴重なショットして段幕裏からの写真を。鳥栖の選手もこちらを見ていましたね。

そして、鳥栖サポーターからもロアッソ熊本コールが返されました。

ロアッソ熊本熊本が最初にJ2で九州のチームと戦ったのがサガン鳥栖でした。以来、2万人の中での空気を読まない熊本の勝利など、数々のバトルオブ九州を行ってきたサガン鳥栖のホーム・ベアスタともひとまずこれでお別れ。次に会う舞台はJ1で、と行きたいところです。

サガン鳥栖に関わる全ての皆さん、おめでとうございます!

ロアッソ熊本も今季全試合終了。今季は速く感じたシーズンでした。結果は残せなかったシーズンになりましたが、その反省を来年に生かし、勝負の年「J2参入5年目」を戦ってもらいたいです。