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ロッソ、横河武蔵野に逆転勝ちし5連勝!


JFL第11節、ロッソ熊本横河武蔵野FCと対戦、3-2で逆転勝ちし5連勝、依然勝ち点差1の2位につけています!

それにしても苦しい試合でした。大事な試合、ロッソは苦しみながらもなんとか勝利を得た、という点は大いに評価したいと思いますが、課題も出た試合でした。

今日の熊本は快晴でしたが、スタジアムでは風が強く、日が当たらないとロッソTシャツだけでは肌寒かったです。観客は先週のGWよりは入らず、3122人。当初の出足が悪い状態ではかなり心配しましたが、結局は3000人越えという最低ノルマは果たしました。

ロッソの先発は最近のメンバーと変わらず。試合開始当初から今ひとつ運動量も無く、とてもゆっくり入ったな、という感じでした。それは横河武蔵野もそれほど変わらなかったのですが、前半3分にはいいパスが入って一瞬の隙に決められてしまいます。しかし、早い時間帯なのでそれほど焦る必要はないなと思って見ていました。

ロッソのペースは相変わらずだったのですが、前半14分にペナルティエリア前でもらったFKを小森田が決めて同点に追いつきます。前回のホームでも決めた小森田。FKは好調なので、この位置なら決めてくれるかな、と期待を込めてみていました。

その後、ロッソはペースをつかみ攻め立てますが、決定的チャンスはほとんど作れず。逆に横河は速攻からチャンスがありましたが、決めきれず。そのまま前半を終えます。

後半、立ち上がりからロッソはDF陣を中心にミスを連発。運動量も上がりません。試合は完全に横河武蔵野ペースになりました。再三のピンチを相手のミスもありしのいでいたのですが、ここまでピンチが多くてはしのぎきれるはずがありません。後半17分についに失点し、横河が2-1とリードします。この時点ではペースを完全に握られ、敗戦濃厚という感じでした。

そこからロッソの反撃ですが、それほどペースをつかめているとは言い難かったです。しかし、横河武蔵野ペナルティエリア内ではDF,GKとも落ち着きを無くしていました。その隙をつく形で後半21分、高橋が決めて同点に追いつきます。

その後は横河武蔵野も速攻のペースが落ち、ロッソもそれほど攻めきれず膠着状態に。このままドローかとも思われた後半42分。またも高橋がペナルティエリア内でこぼれたボールを決めます。横河武蔵野DF陣はここでも落ち着きを無くした感じでした。一時は敗戦かと思っていたスタンドもここにきて大きくヒートアップ。ものすごい歓声に包まれます。

残り時間はとても長く感じましたが、一度あったピンチもしのいで試合終了。ロッソは大事な試合をペースを握られながらも勝った、という試合でした。

しかし、後半開始当初のロッソは今シーズン最悪の出来とも言っていいぐらいでした。鳥取戦でもあれほどミスは出なかったように思えます。DF陣は横河のスピードについていけない場面が目立ち、何度も裏を取られました。さらにセカンドボールも拾われ何度もピンチを招きました。FWとMFの間隔も空き、攻撃が作れませんでした。

しかし、それほど苦しい試合でも最後まであきらめずに反撃し、試合をものにしたのは大きいです。こんな苦しい試合でも勝てる、というのは自信につながったと思います。試合を救ったのは小森田のFKと途中から入ってバランスを立て直した森川拓巳の投入、そしてFW高橋泰の決定力でした。

ただ、今回のような試合では次節のFC岐阜には勝てないでしょう。苦しい試合をものにして勢いは出ていると思いますが、しっかりチームを立て直さないと再び苦しい展開になるかもしれません。