ロッソ、まだまだ有利な理由
ロッソはHonda FC戦に敗れましたが、その後の試合結果によりロッソが2位以内に向けてまだまだ有利なポジションにいることは間違いなさそうです。その理由は残り対戦相手。それも5強同士の直接対決を考えるとわかります。
順位 | チーム名 | 勝点 | 残り対戦相手 |
---|---|---|---|
1 | Honda FC | 58 | YKK AP |
2 | YKK AP | 52 | Honda FC,佐川東京 |
3 | ロッソ熊本 | 52 | 佐川大阪 |
4 | 佐川東京 | 50 | YKK AP |
5 | 佐川大阪 | 48 | ロッソ熊本 |
YKK APだけが相手を2チーム残しています。残りは1チームずつですが、ロッソは佐川大阪戦は最終節ですので、それまでにある程度結果が出ているでしょう。それは逆を言えば佐川大阪も同じですが勝ち点差4をつけているのは有利です。
YKK APがHondaと佐川東京と戦うことでどれかが下がってくることは間違いないわけです。どういう展開でもロッソが取りこぼししないなら今よりも優位になります。たとえ、YKKが連勝してもロッソは同勝ち点3位でついていけます。ここで忘れてはならないのはJ2参入条件は「2位以内」ではなく「原則2位以内」ということです。同勝ち点で得失点差での3位は充分「原則2位」に値するでしょう。ですから事実上、ロッソは現在でも昇格圏内にいると判断しています。
このように有利に見えますが、これが8強まで枠を広げるとロッソの優位は無くなります。それは6位から8位の栃木SC、アローズ北陸、横河武蔵野の3チーム全てと対戦を残しているからです。6位から8位の全チームと対戦を残しているのは5強のうちでもロッソだけです。
しかし、よく見るとこの6位から8位の3チームには共通点があります。そう、ロッソに残されたホームの試合3試合の相手なのです。つまり、ロッソJ2参入の最大のポイントはホームで勝てるかどうかにかかっていると言えるでしょう。