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得点シーン

まず松橋からワンタッチで左サイドにいた西にボールが出ます。この時点で4人ほどの選手が中央に固まっています。

左サイドにさらに開いた西がチェックに来た佐藤勇人をかわしたとき、中をケアしていたのは現役オーストラリア代表のマーク・ミリガン。しかしミリガンは後ろから走り込んできた筑城につられて中が空いてしまいます。

その空いたスペースに西が猛然とドリブル。慌ててミリガンは西を追いかけますが、もう追いつけません。このときには藤田、松橋も中央に走り込み、ジェフCBもこれをケアしようとして、右サイドが空いてしまいます。そこに走り込んできたのが市村でした。

市村はJ's GOALのコメントで、深井と村井が交代し、まだ相手の準備がうまくいっていないと感じ、思い切って前へ入っていこうと思ったと語っています。村井が入ったのはロスタイムも2分すぎてから。ほぼ時間稼ぎのような交代で残り時間わずかの絶望的状況でしたが、市村は冷静に相手の隙を見いだしていました。

録画で見ると西にボールが渡る前、市村がセンターライン付近で走り込む準備をしています。それに対し村井は市村の前にはいますがやや離れています。西がドリブルで中央に走り込み、画面に後方から走り込んできた市村が再び映ったとき、元日本代表・村井は後方で追いかける立場になっていました。

そしてスーパートラップからのシュート。KKWINGを総立ちにさせたこのシーンでは西、市村の素晴らしい技術はもちろん、他のプレイヤーも周りで動いてこのシーンを作った素晴らしいゴールでした。