今季JFLと昨年の比較
前期終了時点での昨年の順位表との比較をしてみました。
左側が今年、右側が去年です。
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 勝ち点 | チーム名 |
---|---|---|---|---|
1位 | 佐川急便SC | 39 | 40 | Honda FC |
2位 | ロッソ熊本 | 37 | 36 | 佐川急便大阪SC |
3位 | FC岐阜 | 36 | 35 | YKK AP |
4位 | YKK AP | 31 | 34 | ロッソ熊本 |
5位 | ジェフリザーブズ | 28 | 34 | 栃木SC |
6位 | アローズ北陸 | 27 | 33 | 横河武蔵野FC |
7位 | 横河武蔵野FC | 25 | 30 | 佐川急便東京SC |
8位 | 栃木SC | 25 | 29 | アローズ北陸 |
9位 | 三菱水島FC | 25 | 26 | ソニー仙台FC |
10位 | Honda FC | 21 | 22 | SC鳥取 |
11位 | 流通経済大学 | 21 | 22 | アルテ高崎 |
12位 | TDK SC | 20 | 16 | ジェフクラブ |
13位 | ソニー仙台FC | 20 | 16 | 佐川印刷SC |
14位 | ガイナーレ鳥取 | 18 | 15 | FC刈谷 |
15位 | FC刈谷 | 17 | 10 | FC琉球 |
16位 | 佐川印刷SC | 17 | 9 | ホンダロック |
17位 | FC琉球 | 13 | 9 | 三菱水島FC |
18位 | アルテ高崎 | 5 | 8 | 流通経済大学 |
これを見ると、上位では5位〜8位が大幅に昨年より少ないことが分かります。では、この勝ち点がどこに行ったのか、と見ると12位〜17位が増加していることが分かります。15位は+7、16位は+8という結果。やはり今年は下位が強くなっていることが分かります。
このような状況がなぜ起こったかを考えてみると2つ要因があるように思えます。一つはJFLと地域決勝の入れ替えの規定が変わったこと。昨年は下位2チームが入れ替え戦でしたが、ことしは2チーム自動入れ替え、1チーム入れ替え戦になりました。自動入れ替えの恐怖に下位陣が奮闘せざるを得なくなったというのが、一つの原因でしょう。
もう一つは、Honda FCと栃木SCの不振です。8強という枠で考えるとアローズと横河が昨年より弱くなっている、ということは開幕前から言われており、現在の勝ち点はある意味予想できたことです。しかし、Honda FCと栃木SCは予想外でした。Honda は昨年の半分ぐらいしか勝ち点が取れておらず、栃木SCも昨年より−9点。この2チームが上位に入っていれば昨年とそれほど変わらない感じの順位表になったはずですが、この2チームが大きく順位を落としたことで5位以下が離される順位表になりました。
ただ、後期もこのまま行くとは私には思えません。一つには自動入れ替えの恐怖が薄れること。ロッソと岐阜が4位以内にいる状況で最下位のアルテも大きく引き離されている現状では下位グループのモチベーションがどこまで持つのか。
そして、Honda FCと栃木SCが盛り返してくる可能性。栃木は新監督がプラス要素。Honda FCは佐川と引き分けたことで光明が見えてきているのかもしれません。
おそらく、後期は昨年の順位表に近い形に揺り戻しが来るのではないかと予想します。となると下位のチームとの試合を落とすとあっという間に追いつかれる厳しいリーグになるような気がします。