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熊本、今年の経営状況

経営話が出たところで、12月10日の熊日ロアッソ熊本の経営について情報が出ていたので書いておきます。なお、その記事に出てた38歳サポーターは私ではありませんので念のため(^^;。

さて、今年の入場者は平均6000人を越え目標をクリアしましたが、入場料収入は目標を下回ったそうです。結果約7800万で、これは昨年よりも600万は増えていることになります。広告料収入は目標額2億8千万に届きそうということで、これは昨年より4千万ほど増加しています。基本的には2008年と差は大きくなく、来季予算も今期並みの6億程度になると記事では書かれていました。

ものすごく順調というわけではないですが、堅調なのは確かなようで、ひとまず安心というところです。大分の状況を見ているとやはり身の丈経営は大事だということで、来期以降も支出が大幅に増えないような経営が必要だと思います。

当初「5年でJ1」、そして今「3年でJ1」という目標があるわけですが、これはクラブの身の丈が大きくなった上で達成できる目標であって、それを達成するために無理をしてクラブが存続の危機になってしまっては意味がありません。これを取り違えてはいけないと思います。

では3年以内に目指すところは現実的にはどこなのか、といえば私は昇格争いに加わることができるチームを作ることだと思います。鳥栖の予算規模は7億。熊本はこれに近づいてきており、昇格可能性がシーズン中盤以降まであるチームを作ることは不可能ではないはずです。3年後のJ1(3位以内)にこだわりすぎず、昇格争いをしたといえるぐらいの順位ならよしとし、無理をしない経営をするべきです。

そのレベルで堅調な経営をしていれば、今年の湘南のようにいつかチャンスは来ます。そのときまでにクラブの体制、練習場などを整えJ1にふさわしいクラブになっておかなくてはなりません。

そして忘れてならないのはJFLとの入れ替えも22チーム以降、早ければ2011年以降には行われる可能性があるということです。J1を目指して無理な投資で体力を使い果たせば、以降はJ2残留にも苦しむ状態になってJFL降格となればすぐにクラブの存亡の危機となります。無理なJ1昇格にはそういうリスクもあるわけで、身の丈にあった経営をしていくというのがそういう意味でも大事です。

JFLからJ2は多少無理してでも上がらなければいけない面がありましたが、J2からJ1はそれとは全く事情が異なると思います。J2での安定経営をまずは目指したいところです。