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山口武士、引退

http://roasso-k.com/news_view.htm?news_id=805
公式で発表されました。今季限りで山口武士選手が引退ということです。最終戦で試合終了後に引退セレモニーが行われます。

山口武士選手は小野、稲本と同期のいわゆる黄金世代の一人。大津高校時代に注目され、若い世代の代表にも選出されました。鹿島アントラーズに入団しましたが出場機会が無く、トリニータなどに移籍。私がアルエット熊本を応援し始めた時代には、武士が帰ってきてくれれば・・とよく話題にしていました。

その夢が叶ったのが2005年、ロッソ熊本の誕生でした。このチームの本気度がどれくらいかわからなかった頃、山口武士が帰ってくるという情報で、このチームは本当にJを目指すのだな、と確信したものです。武士はチームの顔となり、「帰ってきたプリンス」とも呼ばれました。

2005年、Kyuリーグから地域決勝と山口武士とともにロッソ熊本は勝ち続けました。地域決勝・決勝ラウンドでJFLを事実上決めたバンディオンセ神戸戦、1点リードしながら追加点を待望したとき、ようやく取ってくれたのが武士でした。

JFL時代も中心選手として戦い続け、ついには熊本の地にJ2クラブを誕生させました。そして昨年も18試合出場だったのですが今季は1試合のみの出場。引退もありえるとは感じていましたが、本当にそうなるとやはり残念ですし、寂しいですね。

ただ、昨年、最終戦前に引退が発表された選手達は皆、クラブに残ってくれました。武士もきっとそうなってくれるのではないかと思います。今後は別の形でまた一緒にクラブを育てていきたいです。