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ビジョン案3・クラブの基本方針

目標とは別にクラブを運営するにあたってその基本的な方針を決めておくことは大事です。そうすることによってフロントの人材が変わっても一貫した成長が出来ます。どのような基本方針をとるのか、いくつもの方針を掲げるべきですが、とりあえず私が要望するものを上げてみます。

  • 身の丈経営、クラブの存続を第一とする
  • 既存選手を大事に、選手の入れ替えを極力少なくする
  • ユースなど若手の育成にも力を入れる
  • 将来的には総合クラブ化も

「身の丈経営」といってしまうと、「5年でJ1」という目標に反するように思えるかもしれませんが、目標よりも前に基本方針としては「身の丈経営」を大事にして欲しいです。つまり、膨大な負債を抱えたり、巨額の公費をつぎこんだりしてまで「5年でJ1」を望む必要は無い、ということです。そうではなく「5年でJ1」を実現するために自らの収入を自然に多くしていく努力が必要ということです。そのためには何よりも観客動員だと思います。それが出来ない場合には無理せず存続を第一に考えなくてはなりません。永続的クラブを作るというのが最低ラインの基本方針です。

そして「選手の入れ替えを極力少なく」というのことについてですが、ロッソは今まである程度うまくやってきたと思います。今年は残留選手がとても多いです。基本的には現在の方向性をずっと貫いてもらいたいです。

確かにプロサッカーはどこを見ても移籍がとても多いのです。しかし、それが本当にプラスになっているのかというと疑問が残るケースもたくさんあります。選手がずっと同じチームにいることでサポーターの愛着も湧きますし、人気も出てきて動員に繋がります。それにコンビネーションも磨かれます。それがいかに強力な武器になるかを私たちはJFLで企業チームに教えられたはずです。同じメンバーで長くやる利点はかなりあるのです。

たいしてレベルが変わらない新選手を取る必要はありません。チーム力は落ちます。数が少ないポジションの補強は必要ですが、それ以外で取るなら若手か明らかにレベルが高い選手だけにしてほしいです。

そして「若手の育成」ですが、これはユースだけではなく地元の高校生を特別指定にしたり、積極的に入団させることによっても実現できます。お金を使わずにいい選手を得る手段としては最も正当的でしょう。地元の若手に積極的に目を向けて欲しいです。

将来的には「総合クラブ化」も目指して欲しいです。つまりは、サッカー以外のいろいろな競技もクラブとして持ち、熊本の旗となれるようなクラブです。これは当分手が回らないでしょうから未来の話になると思いますが。

このような基本方針をいくつか定めて欲しいですね。その基本方針のもとに強化をすすめていってもらいたいです。