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ロッソはJ2参入がなぜ出来たのか

今日の熊日、今までを振り返る記事の右上。横浜フリューゲルス、ブレイズ熊本、アルエット熊本の紹介記事がありましたね。今まで熊本で戦ってきたチームの軌跡にこみ上げるものがありました。また、上妻記者が振り返る高木さんとの思い出の記事もありました。アルエットがKyuリーグでも苦しくなった時代。そこからJを目指すというとんでもない発想。それが実現したのです。

思えば、Kyuリーグで一緒に戦ったFC琉球JFLで苦戦し、NW北九州・ファジアーノ岡山やようやく来年JFL入り、V.ファーレン長崎やグルージャ盛岡はいまだ地域リーグ。ロッソはなぜうまくいったのか。正直なところ運が良かったという面もあると思いますし、スタッフが頑張ったということもあるでしょう。そして、そういう面を詳細に分析した記事が「サカくま2.0」に出ていました。
http://sckumamoto.blog79.fc2.com/blog-entry-64.html

この中で大きな特徴として指摘されているのが「県民運動」。「県民運動だから」ということで支援してくれた企業・自治体も多いのです。県民運動というのは公的な響きがあります。私的な企業の活動ではなく、あくまで公的活動であるということ。それを支えるための株式会社AC熊本であること。そのような認識が支援の輪を大きくしたと思います。それを崩すようなことはこのチームにとって非常にまずい、致命的なことであるということが、今回の改名問題ではっきりとわかったのではないでしょうか。

それから過去を振り返ると、やっぱり地域決勝を1回で抜けたのは大きかったですね。決勝リーグは4分の3だから比較的楽な年だったのですが、一次リーグは苦しかった。ファジアーノ岡山グルージャ盛岡にともに1点差でも勝てた、ということ。これが大きかったです。

それにしても、3年前この運動が始まったときにはまさか本当にJが実現するとは思いませんでした。これが実現したのはスタッフ・フロント・選手の力はもちろん、ボランティアの方々、そして、たくさんのサポーターの力も大きかったと思います。今までロッソを見に来てくれた人は、熊本にJを作った一員であると思います。観客動員がなければJには上がれなかったのですから。ロッソに関わった全ての人に感謝したいです。