J準加盟とは?
ロッソ熊本はJリーグ準加盟クラブになりましたが、これはJリーグ入りに向けての最低条件にすぎません。昨年のJ加盟審査のゴタゴタの反省からJの入会基準をよりしっかりしたものにしようということで準加盟制度が生まれました。今年から準加盟になったクラブのみがJ2への入会資格を持つことになります。
では、準加盟クラブにはどういうクラブがなれるのか。要するにJ入会の資格のうちの最低限の部分を満たしたクラブです。
これを満たさないとJ入会の資格無しと言えます。
具体的には
- 法人化(常勤スタッフ有り、経営状態が適正)
- ホームスタジアム
- ホームタウンの自治体支援
より詳細は以下の準加盟募集要項を見てください。
http://www.j-league.or.jp/pdf/guidelines_for_applicants_060321.pdf
栃木SCの場合、法人化の要件のうち「クラブの経営状態が適正であること」にひっかかったようです。さすがに法人設立後間もないことからしばらく様子を見ようということでしょうか。その間に経営状態が良ければ11月には認められるでしょう。
そして準加盟クラブになったクラブはJ2入会申請を出すわけですが、その要件はさらに詳細に規定されています。詳しくは
Jリーグ将来構想委員会 第一回報告「J2リーグの将来像」 に書かれています(P.9)。そのうち、準加盟の条件以外を上げてみます。
- JFL2位以内
- 後援組織の充実
- 平均観客数3000人以上
- 入会前年度1.5億、入会後直ちに3億以上
- スタジアム1万席以上、個別席5000以上、貴賓席、天然芝、証明、放送施設などがあり、リーグ戦の80%以上で使用できる
- 下部組織(ユース、ジュニアユースのいずれか)
- プロA契約選手5人以上、監督はS級
かなり厳しくまた具体的な条件ですが、ロッソはほぼクリアしています。クリアが確定していないのはJFL2位以内と平均観客数3000人以上です。もはやこれだけと言っていいでしょう。
しかし、前にも同じような記事を書いたと思うのですが(^^;、今回改めて見直してみるとスタジアムの基準に「リーグ戦の80%以上で使用できる」というのがありますね。ということはJ2入りするとKKウィングが原則80%以上使われるということで、来年は26試合ホームがあるとしてKKウィングで最低21試合行われると考えられます。やはり水前寺ではほとんど無いようですね。