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2020シーズンの監督に大木武氏の就任を発表

今朝の熊本日日新聞でも報道がありましたが、正式に大木武氏の来季監督就任が発表されました。
roasso-k.com

【コメント】
2020シーズンよりロアッソ熊本の監督に就任することになりました大木 武です。
ロアッソ熊本の勝利と共に、熊本県民の皆様にパワーを与えられるチームになれるよう、全ての力を注いで参ります。
熊本の皆様、応援宜しくお願い致します。

大木監督のイメージとしてはやはり甲府でのイメージが強いです。独特のシステムで2005年に柏を入れ替え戦で破り、チーム初のJ1昇格を成し遂げました。バレーのダブルハットトリックが印象深い試合でした。
その後は南アフリカW杯の日本代表のコーチなどを経て、2016年からはFC岐阜の監督に。このときの岐阜とはロアッソも対戦していますが、それまでの岐阜とは全く違ったポゼッションサッカーになっていたので驚いたイメージがあります。ボールを支配できて自分たちで動かしていくサッカーはとても魅力的で、強くなったというイメージがありました。

ただし、今年は岐阜ではなかなか結果が出ず6連敗して北野監督に交代となりました。ロアッソもそうでしたが、下位チームでポゼッションサッカーを行っていくのはなかなか難しい面があることは確かです。だからこそ引いて守るチームが下位チームは多くなるわけです。

ロアッソはここ2年間、渋谷監督の下でポゼッションサッカーに取り組んで来ましたが、同じ路線の大木監督が就任するというのはこの路線を継続し、ここまでの積み重ねを生かす意味で非常に良い選択をしたと思います。大木監督もその路線継続という面から初のJ3でもロアッソを選ばれたと思います。結果を出し勝ちきる、という意味では岐阜のイメージからの不安もあるのも確かですが、ロアッソのサッカー色を作るという面でフロントがぶれずに勇気ある決断をされて歓迎したいです。

また、育成クラブとしても大木監督には期待が持てます。現神戸の古橋を見いだすなど新たな選手をうまく使うイメージがあります。そういう選手が他のクラブに巣立っていくことで、それを魅力に新たな選手が入ってくる循環を作り出して行ければ財政面でも安定してくると思います。

岐阜は大木監督が来て面白いサッカーをするということで観客動員も伸びました。魅力あるサッカーに期待したいです。