ロアッソ熊本・新監督に小野剛氏就任か

http://kumanichi.com/roasso/kiji/201311/20131126001.html
今日の熊日で、ロアッソ熊本の新監督に小野剛氏就任が確実になったと報じられています。

小野剛氏といえば「分析屋」としてのイメージが強いです。私が知ったのはアトランタ五輪でブラジル代表を破ったいわゆる「マイアミの奇跡」での裏方として。徹底したスカウティングによりこれを可能にしたことでサッカーファンの間に知られました。その後、日本代表が大ピンチに陥ったあのフランスワールドカップ予選での加茂監督更迭、岡田監督就任時に切り札としてコーチに就任。実際、そのスカウティング能力で日本代表のワールドカップ初出場が実現したという人も少なくありません。

このように裏方、理論家としてのイメージが強かった小野氏が実際に指揮を執ったのが2003年のサンフレッチェ広島。Ｊ２に初降格してしまった広島をＪ１に上げるのが最低課題でしたが、この年前半はＪ２で無双の強さを誇ったものの終盤息切れ。なんとか２位での昇格でした。その後、Ｊ１でも３年間指揮を執りましたがＪ１では最高７位という結果でした。

2006年8月からはJFAの強化委員長に就任。2009年2月からは育成担当になり、2010年1月に退任。昨年は岡田監督が中国プロリーグの監督になったこともあり、杭州のコーチを務めたりもしました。

監督就任となれば久し振りのＪリーグ復帰になるわけですが、現在のＪ２でどこまでやれるかは未知数。おそらく、プレーオフのような短期決戦では強さを発揮しそうですが、長丁場のリーグ戦ではどうなるか。まずは正式決定を待ちたいと思います。