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東日本大震災被災地支援活動トレーニングマッチ サガン鳥栖vsロアッソ熊本


今日はアウェイ鳥栖・ベアスタにて、サガン鳥栖vsロアッソ熊本東日本大震災被災地支援活動トレーニングマッチが行われました。急な開催だったにも関わらず観客数4000人がスタジアムに集まり、また熊本からも約500人ほどのサポーターが詰めかけました。

この試合、入場は無料。アウェイ側のスタジアム入り口では両チームの選手が募金箱を持ち、募金を呼びかけました。通常トレーニングマッチというとアナウンスや売店もない状態ですが、今回は公式戦同様のアナウンスがあり(ビジョンは無し)、売店もやや少ないながらも結構ありました。

スタジアムでは募金サイン会も行われ、サガン鳥栖の選手だけではなく、ロアッソ熊本の選手も一緒にサイン会を行いました。市村、松橋、廣井がこれには参加していました。

選手が練習に出てきてメンバー紹介する前にスタジアムDJのリードで両チームサポーターがニッポンコールを行いました。選手練習終了後、鳥栖の子供達による「翼を下さい」の合唱。そして、鳥栖社長の挨拶が行われました。そこでの話によると26日からチャリティーマッチを行おうということだったが、選手がいてもたってもいられないということで本日行うことになり、熊本に声を掛けて快諾をいただいたということ、そして本来の形とは違う形(チャリティーマッチではなくトレーニングマッチ)になったが、両サポーターがその趣旨を良く理解し、募金をしてくださっていることへの感謝などが述べられました。

そして、いよいよ選手入場。選手の手には「がんばろう東日本!チカラをひとつに」の横断幕が握られていました。

その横断幕との写真撮影の後、一分間の黙祷が行われました。

そしていよいよ試合開始となる直前、両チームにより今回の震災による影響の大きかった各クラブへのコールが行われました。まずはサガン鳥栖サポーターとロアッソ熊本サポーターが仙台、山形、水戸、鹿島、栃木のコールを交互に行っていきます。そして最後はバモニッポンコール。そのコールの中で試合は始まりました。

試合について

試合結果は0−3で内容もあまり良くなく完敗でした。スタメンはGK南、DFは福王とチョソンジン、左サイドバックに筑城、右サイドバックに西森。中盤はワンボランチ原田拓、左に片山奨典、右に根占、トップしたにファビオ。FWは長沢と宇留野でした。基本的には開幕戦のメンバーで、市村が西森に代わっています。

前半開始当初はやや攻めたようにも記憶していますが、全体的に鳥栖ペース。前半12分にはゴールを割られたかに見えましたがオフサイドで救われます。43分ごろにはミスから相手にボールを奪われ奥深くでグラウンダーのクロスを入れられます。これをソンジンがクリアできずオウンゴールに。全体的に攻められる場面が多い中でついに失点したという感じでした。

後半は宇留野に代え仲間、片山に代え吉井を投入。仲間のいい動きでペースを握りかけ、4分には長沢が相手DFを次々と足技でかわし、最後はファビオへパス。しかし、シュートがGK正面というシーンがありました。おそらく、この試合、この場面が熊本サポーターが一番盛り上がった場面だったのではないでしょうか。

その後はミスから奪われカウンターでピンチという形。5分には右サイドからのクロスを決められ失点。15分には裏に出るボールを熊本の両センターバックが処理できず、そのまま取られて失点。

22分には、根占、原田拓、筑城が抜け、田中、大迫、武富が入ります。若い3人が入り、全体の動きは活性化しますが、なかなか決定機は作れず。結局、そのまま0−3で終了でした。ただ、内容は良くなかったですが、現在の状況を考えるとコンディション調整も容易ではなく、結果は仕方ないと言えます。しかし、トレーニングマッチとはいえ、やはり敗戦は悔しいものだと感じました。

なお、試合中には「がんばろう東日本!チカラをひとつに」の横断幕はバックスタンドに張られていました。

試合後

試合後には鳥栖の選手が熊本のゴール裏に、熊本の選手が鳥栖のゴール裏に挨拶に。熊本サポーターはサガン鳥栖コール、鳥栖サポーターはロアッソ熊本コールを行いました。

今後、26日からチャリティーマッチが本格化してくると思います。
熊本ホームでの開催も期待したいと思います。

なお、明日は14時〜17時に熊本市中心街(びぷれす広場、パルコ前、新市街、交通センターセンター広場)で選手・スタッフ・ロアッソくん参加の募金活動が行われます。

追記:サガン鳥栖公式サイトによると、今日の試合で集まった募金は約160万円だったということです。
http://www.sagantosu.jp/news_release/2011/03/006284.html