skoharaのロアッソ熊本ニュース

ロアッソ熊本の様々な情報やレポート

練習試合、福岡戦


ロアッソ熊本、今日は福岡・雁ノ巣アビスパ福岡と練習試合を行いましたので見に行ってきました。雁ノ巣の練習場は寒かったですが、150人ほどいたでしょうか。熊本サポーターも結構来ていました。メディアの数も非常に多かったです。

今日はまず45分×2を行い、その後、メンバーを入れ替えて45分×2を行う形でした。

1本目 1−0

メンバーはGKが南、センターバックにソンジンと矢野、左サイドバック西森、右サイドバック市村。中盤がエジミウソンのワンボランチ、左サイドが片山奨典、右サイドが根占、トップ下にファビオが入るダイヤモンド型。FWが松橋と長沢でした。

一本目はほぼ互角の展開で、熊本はピンチを迎えても南のファインセーブで乗りきっていました。熊本は決定的チャンスは少なかったですが、30分に片山が蹴るコーナーキックから長沢が頭で落としてこれに松橋が合わせ先制。理想的な形でした。

今季練習試合はボランチを1人にした形が多いですが、やはりエジミウソンは力が安定していますし、フィードも正確で大きな戦力になりそうです。ただ、40分頃、そのエジミウソンが負傷で離脱、原田拓と交代しました。治療後足をやや引きずりながら戻っていたので心配です。

2本目 0−1

2本目はFW松橋が武富と交代。武富は中盤サイドに入り、FWにはファビオが上がりました。そしてボランチ原田拓と根占の2枚に。

2本目は最初は熊本ペースでしたが徐々に福岡の攻勢が多くなっていきます。しかし、南が防いで失点していませんでした。今日の南は非常に声が出ており、守備陣に的確な指示を送っていました。その後、35分ごろに南から岩丸に交代した直後あたりで右サイドから崩され中央でシュートを打たれ失点します。

新戦力では武富、長沢の2人はあまり見せ場は作れませんでしたが、良かったと思います。長沢はトップで起点となっていました。根占はうまさもあり、チームに安定をもたらしていました。

3本目 0−1

3本目からは両チームともメンバーが大幅交代。GKは岩丸、センターバックが福王と加藤健太。左サイドバックは片山朗、右サイドバックには筑城。中盤はボランチ原田拓、左サイド大迫、右サイド宇留野、トップ下に仲間、FWには松橋と齋藤でした(なお、最初武富が中盤に入り、大迫が右サイドバックに入っていましたが開始5分ぐらいで武富が片山朗に交代し、上記のメンバーでほとんどの時間プレイしました)。

新戦力では片山朗はあまりサイドバックには慣れていないようで、ポジショニングに苦戦していました。FW齋藤も噛み合わないことが多かったです。期待の仲間もこの3本目は存在感を示せず。

3本目は福岡には高橋泰も登場。しかし、両チームなかなか決定的チャンスを作れない状態。福岡のプレッシャーは厳しかったです。30分頃には中央にパスを通され失点し、そのまま終了。

4本目 2−1


4本目はセンターバックには練習生が入ります。加藤健太はボランチに上がり、原田がベンチに。

開始10分ぐらいですぐに崩され失点してしまいます(ただ、これはオフサイドではないかとの抗議もしていました)。しかし、その直後に仲間が相手DFからボールを奪い突破。決定的チャンスを作り、パスされた大迫がしっかり決めます。これで1−1。

このあたりから熊本の動きが非常に良くなりました。仲間が前線で躍動し、チャンスを作りだしていきます。これに大迫や岡村、齋藤がからみいい感じでの攻撃が出来ていました。

GKが岩丸から木下に代わり、しばらくした20分頃、ボールを持った齋藤が相手DFの当たりを吹き飛ばして突破。ゴールライン際からゴールに迫りシュート、これのこぼれを岡村が決めて2−1に。

25分には福王に代えて矢野、齋藤に代えてブラジル人練習生のイヴァン、宇留野に代えて田中俊一が入りました。イヴァンは当たりにも強く、いいスルーパスも出していました。もう少し自身での突破も見たいところです。田中はまだフィットしていない感じですが、ドリブルでのいい突破もありました。なお、センターバックに入った練習生ですが、まだ若い感じで無難にプレイしていたと思います。高橋とのマッチアップでもしっかり対応していました。

4本目が動きがあって一番面白かった気がします。結局2−1で4本目は終了。最初の90分が1−1、次の90分が2−2で計3−3という結果でした。

南の存在感は別格、仲間には期待

トータルでの感想ですが、やはり南は別格。指示をさまざまに送りながら自身はスーパーセーブを連発。今季の気合いを感じました。また、市村も攻守にさすがの活躍でした。3本目からのチームではやはり仲間に期待してしまいます。この若さでこれほどの活躍が出来るというのはすごいです。ボールをもらってからの突破の技術がとても優れていると思います。運動量もあり、見ていて面白い存在です。

イヴァンはまだフィットしきれていないと思いますが、取れるなら取った方がいい選手だと感じました。やはり相手DFに与える脅威というのは大きいです。もう一人のブラジル人練習生は吉井、廣井とともに別メニューでした。

全体的にはチームはいい方向に仕上がってきているのではないかと感じました。あとは誰が開幕戦のスタメンになるのか。チーム内の競争も激しくなってきていると感じました。