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スポーツフォーラム開催


昨日は、「ロアッソ熊本をJ1へ」県民運動推進本部主催で「スポーツフォーラム in くまもと」が開催されました。豪華ゲストがスポーツについて、熊本について語りました。

まずは田嶋幸三日本サッカー協会専務理事の基調講演が行われました。スポーツを文化へ、ということで学校の校庭を芝生にする活動やJFA宇城アカデミーの内容、女子への普及の重要性、ユメセンなどについて話されました。地域に応援できるクラブがあるということのすばらしさ、原点は熱狂のスタジアムであり、異空間を作ることでそこに人が集まるということ、このあたりは動員のヒントになりそうです。

また、代表関連ではバンクーバーを見てワールドカップはやはり勝たなければならないと思ったと話されていました。

基調講演の後はパネルディスカッション、柔道・内柴正人、陸上・末續慎吾、野球・片岡安祐美、そしてロアッソ熊本藤田俊哉が参加しました。スポーツとの出逢い、導いてくれた先生、地域とスポーツ、将来どうしたいか、などこれまた興味深いテーマが多かったです。

会場を沸かせていたのは内柴。ぶっちゃけトークが面白かったですが、ただ実際に経済的な側面というのはスポーツの振興にはやはり重要なのではないかと思います(これまたバンクーバーを見ても)。末續の話で興味深かったのは、関東にはトップアスリートが集まるが情報のうつろいばかりが激しく本筋が見あたらないということ。ときどき本筋を求めて熊本に帰ってくるということでした。いくぶん抽象的ではありますがなにかわかる気がします。

片岡安祐美の話では欽トレというゴールデンゴールズの地域密着活動の話。知らなかったのですが、農作業をしたりなど地域に密着した活動を行っているそうです。Jにもつながる話だと思いました。

藤田はやはりサッカーを嫌いになったことは一度もないという話が印象深かったです。とにかくサッカーが好きで、サッカーばかりやっていたいということでした。そして環境が人を育てるという面もあるということで環境整備の重要性を語られたのは良かったですね。さらにはロアッソの総合スポーツクラブ化に話が及んで内柴が柔道部が出来ないのか?と言ったのは面白かったです。将来的な、遠い将来ですが、そういうビジョンがあってもいいのではないかと思います。

シーズンが始まるにあたって、スポーツフォーラムというスポーツを真面目に考える場が出来たという感じで面白かったと思います。来年もあるかはまだわかりませんが、また何かこういう場を作ってもらえれば毎年自分たちの立ち位置を考えることが出来ていいのではないかと思います。