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Jリーグ、各クラブの経営情報を公開

http://www.j-league.or.jp/aboutj/jclub/keiei.html
毎年行われているJリーグの各クラブ経営情報の公開が今年も行われました。今年は昨年度の情報が公開されるので熊本も初めてここに公開されることになります。ただ、この情報は第5期決算として既に公式で発表されているものと基本的には同じ数字のようです(微妙に違う数字もありますが)。
http://roasso-k.com/download/kessankoukoku_no5.pdf

今回の発表は各クラブとの比較が容易に出来るというところがポイントです。まず熊本は経常黒字を達成しましたが、これは15チーム中8チームのみが黒字なので、いい方だと思います。収入は5億3千7百万で全体の12位。やはり少ないですね。そのうち入場料収入を見てみると7200万で、12位。岐阜にも負けています。その分スポンサー収入などで補っていますが、熊本よりやや上の鳥栖と比較すると入場料収入だけが半分以下と低さが目立ちます。ここが改善ポイントなのは間違いないでしょう。

支出は11位の5億3千2百万。うち選手・チームスタッフの人件費 2億4百万は水戸・草津・愛媛・岐阜を上回って11位。昨年の成績は12位でしたから人件費以上に頑張ったとは言えませんが、ほぼ同等の成績でした。順位が一つだけ上の水戸はともかく9位の草津が予想以上に低かったです。ちなみに昨年6位の鳥栖は3億1千7百万。まだ1億以上の開きはありますが、近づいています。なお、福岡は5億以上です。

J2で最も人件費を掛けたのは広島の12億。次いでセレッソの8億、仙台の6億となっています。J1に昇格した山形は3.9億。熊本から見ると追いつけないことはないのではと思わせる数字です。

なお、J1では一番少なくて札幌が7.8億、次いで新潟が12億。大分も約13億です。やはりJ1で戦うためには相当収入を上げないといけないでしょう。