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J2開幕戦、草津に敗戦

ロアッソ熊本、2009年のJ2開幕戦は草津に1−2で敗戦のスタートとなりました。なんともうまくいかない試合だったと思います。

今日の熊本は心配された天候もなんとか曇りの状態でした。今日は10時15分ごろについたのですが、シーズンシートの優先入場口も並んでいたのは100人ぐらいだったでしょうか。思ったより少ないかなという印象でした。開場後には客足も伸びてはきたのですが、それでも7013人。昨年の開幕戦よりは1000人多いものの、やや伸び悩んだ感じですね。昨年招待券などで2万人の動員を記録した試合もありましたが、現状ではこれが今の集客力だということがわかりました。

試合の方も現状がわかる結果になったと思います。スタメンはGKに小林、DFがCBに河端、矢野、左サイドバックにチャ、右サイドバックに市村、中盤がボランチに石井、吉井、トップ下に藤田、FWが中央に小森田、左に木島、右に宇留野の4−3−3、ほぼ予想通りだったと思います。

ただ、サブは予想外。DF山下、MF西、FW井畑と新卒3人。これにGK稲田を加え実に4人がJ未出場。山本翔平のみが出場経験有りという布陣です。

試合開始当初から30分はいい試合だったのではないかと思います。時間が経つにつれ藤田にボールが集まりチャンスを演出。宇留野の突破力も良かったです。藤田は惜しいチャンスを決めきれない場面がありましたが、あのときの攻撃の流れは今までのロアッソにない素晴らしいものだったと思います。

ただ、それ以降は運動量も落ち、藤田にボールも入らず草津ペースに。なんどもCKやFKを与えて43分に失点。ペースを握られた上での失点でした。後半に入って開始当初はやや勢いがありましたがすぐに失速。単発でのチャンスしか作れなくなります。チャに変わって左サイドバックに入った西は攻撃でいい場面を作りましたが、結局最後は決めきれず。そうこうしているうちに後半29分には矢野のミスからあっさり失点。

ペースを作れない展開に、もうこの段階で席を立つ観客も。そういう試合だったと思います。最後に混戦から宇留野が一点返すもそのまま終了。なんとも味気ない試合でした。

チームとして新しい方向性と可能性は感じられたと思います。しかし、新メンバーがスタメンで3人入って個としては頑張っているものの、チームとしての完成度が低くなっていると思います。一言で言えばチームができあがっていない。仕上がっていくまでには時間がかかりそうに思えました。今年はこのチームの成長を見守る一年になるのではないかと思います。