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考察2:アクセス

サポミでのAC熊本さんからの情報をヒントにいろいろ考察するシリーズの第二弾です。今回はアクセス。「J2の観客動員数が多いところは駅からのアクセスがよい」というのがおっしゃったことでした。改めて昨年のJ2データなどを調べてみてもこれはある程度成り立つようです。それはなぜなのか。

結局は車で来ると言っても駐車場に限界があります。さらに動員を伸ばすには鉄道のような大量輸送手段が必要になります。その駅から近いということは駐車場の限界点を越えて動員を伸ばせるということになります。駅からのシャトルバスという方法もありますが、これも駅から遠いとやっぱり効率が落ちるということになりまし、料金も高くなってしまいます。

KKウィングの場合、実質1000台ちょっとの駐車場です(実際にはもう少しあるようですが)。ということは3000人程度しかこれでは動員できないわけで、それを増やすにはシャトルバスなどその他のアクセス手段が必要になるわけです。

ただ、現在のシャトルバスの利用人数は昨年から倍増したと言え、250人。渋滞に巻き込まれることを考えると、これをどんどん増やすというのも限界がありそうです。
つまり現状では2万人動員などはアクセス面で不可能なのです。

これを越えるにはどうするか。一つの案は新潟のような「歩いてサッカーを見に来る文化」があれば、という話しでした。どこからどこまで歩くかというとJR光の森駅からKKウィングまでです。果たしてこれは可能なのでしょうか。

結論から言うと、これで動員を増やすのは無理、というのが実際歩いてみた私の判断です。純粋にキツイです。片道3.5Kmの道。普通でも45分はみないといけないのにアップダウンも厳しいです。通常ルート以外にどこかいい裏道がないかも探してみました。あるにはあるのですが、やはりアップダウンが厳しい。どうしても白川を渡る橋が必要になるので、アップダウンが出来てしまいます。しかも、試合をはさんで往復しなければならないのです。たぶん、初めてサッカー観戦することになってこの道を歩かされたら二度と行かないだろうな、と思います。少数の人にはこの方法が採れるでしょうが、大多数の人に難しいので、動員増には寄与しないでしょう。

ただ、今回県民総合運動公園内を歩き回って感じたのは予想以上に総合運動公園は広い、ということです。特に国道57号線方面に伸びている部分は全く知らない施設がたくさんあり楽しめました。芝生に森林、バラ園、和風庭園、などがあり、猫もたくさんいました(^^;。 そして、この中を歩くのはそれほど苦にならないな、と感じました。

そこで、一つの案ですがシャトルバスを57号線方面から向かわせ、総合運動公園内の中央付近にある駐車場で停車させるのはどうでしょうか。これだとKKウィングまでそこから15分ほど歩かなくてはなりませんが、シャトルバスの距離は短くなり2車線の57号線を通れるので運行しやすくなると思います(休日の57号線の混み具合が心配ではありますが)。少なくともこのラインを通るシャトルバスを既存のシャトルバスと併用することで、輸送効率はあがるはずです。

もちろん、まだそこまでするほどシャトルバスの利用者数は増えていませんが、将来的に現在のアクセス手段に無理が出そうな場合には検討する価値はあると思います。

とはいえ、熊本は車社会。やはり駐車場が多いことが一番です。ゆめタウンなどのショッピングセンターは4000台規模の駐車場を持っています。KKウィングの近くに大規模な駐車場を作ることが一番の解決策であることは間違いありません。これについては自治体の協力次第と言うことになってしまいますが・・。