skoharaのロアッソ熊本ニュース

ロアッソ熊本の様々な情報やレポート

ロッソがどこまでやれるか

補強の話しが出てくる前にまず考えなくてはならないのがロッソは現状でどこまでやれるか、ということでしょう。さまざまなところで悲観論、楽観論がでています。

JFLに昨年昇格した3チームは今年は16チーム中、13位、15位、16位と活躍できませんでした。これをもってロッソもどうか、という声がありますが、一概に来年も同じとは言えないでしょう。むしろ、これこそ地域決勝のシステムがいかに一発勝負か、ということを表しているように見えます。三菱水島はもともと昨年の地域決勝では下馬評が低かったですし、流通経済大学は今季2軍が出ることも多かったようです。

その前の年の一昨年の昇格組ではザスパ草津が昇格直後に3位、FCホリコシが8位と好成績を残しています。これを見ると昇格組がすぐにJFL上位に進出することもできないことはないと思います。

とはいえ、ロッソは今年JFL最下位の三菱水島にも天皇杯で延長で敗れています。これはどう解釈するべきでしょうか・・。ロッソサポにはわかると思いますが、あの時期はロッソは最悪の状況でした。長崎にもPK負けし、天皇杯後のヴォルカ鹿児島戦ではリーグ戦唯一の90分負けを喫しています。2位以内がすでに決まっていたので地域決勝に向けてチームの方向を試行錯誤していた時期だったので仕方がない面もあります。このような状況にも関わらず三菱水島戦は相手より内容は良かったのです。明らかに勝てた試合でした。私は三菱水島戦を見た結果、逆にJFLでも充分やれるな、と手応えを感じました。

この辺りを総合的に考えるとロッソにはやはりJFL中位の力はあると思います。ただ、調子が悪ければ下位に転落するぐらいの実力であることは確かでしょう。現実的には補強を視野に入れないと上位は狙えません。もちろん、何らかの補強をしてくると思っています。

しかし、チームが全面的に変わってしまうような大幅な補強は不要かと思います。ロッソには若い選手も多く成長が期待できますし、チーム自体まだ1年しかやっておらず、より戦術の向上が望めます。あくまで現在のチームを基盤にして、弱点を補うような補強をしてくるのではないかと思います。