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J1参入プレーオフ1回戦 vs大分トリニータ

すごい試合になりました。開始18秒で先制を許し、その後も苦しい展開。なかなか自分たちのペースをつかめず、敗戦濃厚と思われた後半42分に坂本が同点弾を決めます。引き分けでも二回戦進出ですが、アディショナルタイムに入って決定的な粟飯原の勝ち越し弾で勝負あり。最後は失点するも直後にゲーム終了し、2-2の引き分けで2回戦進出を決めました。

大分は自分たちのスタイルを捨て、対熊本用の戦術、メンバーで来ました。それが功を奏し、前半失点するだけでなく、完全に大分ペースとなりました。ロアッソはいつも通りの戦いをしようとしますが、それをさせてもらえず、大分の術中にはまりました。

ただ、二点目を取られなかったのが結果的には大きかったです。耐えた結果、最後には大分に無理が来ました。ボランチ弓場が足をつって交替するなど守備陣に疲れが見え始めます。坂本の同点弾は事故っぽく見えますが、そうではなく大分DFに限界が来たためでしょう。そして、そこに元々スカウティングで狙っていたことがハマりました。

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。同点弾を決めた坂本は、「スカウティングでFWが競った後は後ろにこぼれてくる、と言われていた」と語る。空中戦を競った粟飯原も、「自分が競るときは裏に走るというのがあった」と話す。

2点目は今季のロアッソらしい得点となりました。右サイドで粟飯原が粘り、ターレスにパス。ターレスから坂本に渡り坂本はDFを引きつけ左サイドの粟飯原にパスし、ゴールを決めます。右サイドの粟飯原が起点になった攻撃なのに最後はその粟飯原が左から決めています。粟飯原はターレスにパスした後、すぐに動き続け左サイドに移動し、坂本からのパスを受け自ら始まった攻撃を完結させました。この一連の攻撃は本当に素晴らしかったです。

ただ、立ち上がりの失点、そして最後の失点と問題点が多く出たことも事実。前半はミスも目立ちました。次戦の相手モンテディオ山形もディサロをはじめ強力な攻撃陣を要しており、守備を改善しないと失点は避けられません。またも激しい試合になりそうです。

大分トリニータはやはり強かったです。そして、サポーターも多数訪れ、応援はすさまじく、コレオには熊本側からも拍手が出ました。最初はその勢いに飲まれそうになりましたが、同点後は熊本側の歓声もすさまじく、2点目の時はこれまで聞いたことがないような大歓声でした。シン・バトルオブ九州として歴史に名を刻む試合になったと思います。

次戦もホーム・えがお健康スタジアムでできるのはとても大きなアドバンテージです。11月6日(日曜)13:05 キックオフです。チケットは11/2水曜10時から発売です。